プレスネット記事

共通疲れやすい、イライラ、めまいなどでお悩みの方へ

・疲れやすく、倦怠感がある

・気がふさいで精神的に不安を感じる

・ちょっとしたことでイライラする

・頭痛、肩こり、めまいなどがつらい

手足に冷えを感じる それは、自律神経やホルモンバランスの異常が原因かもしれません。

呼吸器咳の漢方痰に

インフルエンザや新型コロナウイルスなど複数の上気道感染症が流行していることから感染後の長引く咳でお困りの相談が増えています。原因は体の奥に残っている熱です。この熱が体を潤す体液を減らすことにより体の中は乾燥してきます。その結果、気管支が乾燥し敏感になり、炎症を起こし少しの刺激で咳が出やすくなってしまいます。一般的な咳止め薬は一時的で、眠気、便秘などの副作用も気になります。漢方では体質に合わせて炎症を抑えながら気管支粘膜の再生を促す方法をとります。

漢方解説

〇激しい咳、黄色く粘る痰、口渇など症状が強い場合

【麻杏甘石湯】

〇しつこく残る咳、痰は少量で粘りあり、倦怠感あり

【竹葉石膏湯】

〇乾いた長引く咳、口腔の乾燥

【滋陰降火湯】

〇粘りのない痰、鼻水、冷えると悪化

【小青竜湯加桔梗石膏】

〇胃腸が弱く、泡が混じった痰

【参蘇飲】

〇息苦しい咳、胸のつかえ感、ストレスで悪化

【蘇子降気湯】

〇ぜんそく体質で、よくなったり悪くなったり一進一退の咳

【柴朴湯】

【小柴胡湯加桔梗石膏】

産婦人科産後の疲労感

出産には大量の出血を伴い体力も消耗することから、産後は気力と血液循環の低下が著しい状態です。産後は気力の回復と血液の補充が重要で食養生や休養も欠かせません。核家族など身近なサポートが得られない母親は十分に気力と血液の補充ができないまま育児に突入していることが推測されます。具体的な症状として、シクシクと痛む下腹部痛、便秘、母乳不足、腰痛、抜け毛、不眠、めまいなどです。

【回復漢方】

当帰、黄耆、地黄、芍薬、茯苓、甘草、川芎、人参、桂皮、白朮などの生薬が気力と血液循環の改善に効果的です。具体的な漢方薬として気力と血液循環が同程度低下している場合は十全大補湯、血液の巡りが悪く、脱毛、手足の冷えが強い場合は、婦人宝、元気がでない、うつ状態、不眠など気力の低下が強い場合は芎帰調血飲第一加減が適しています。

共通コロナ後遺症

コロナ感染後の後遺症で最も多い症状は倦怠感や疲労感です。特に今年は連日の猛暑で健常な人でも夏バテで疲れがとれず、体力低下を感じておられる方も多いと思います。この状態は西洋医学的には慢性疲労症状群といいますが、東洋医学では「気虚(ききょ)」といい、まさに気力がない、元気がない状態です。気虚の回復には気の力を補う生薬の服用が効果的です。

回復漢方

気虚の状態では汗腺の調節機能が低下し、少し動いただけで汗をかき、こまめに水分を摂取しているにも関わらず、脱水症にかかり易くなります。細胞に「気」を与える人参、体内の水分バランスを調節する麦門冬、汗の出過ぎを抑える五味子が配合された生脈散(しょうみゃくさん)が効果的です。また、気虚の状態は免疫力が低下しているため、体内にウイルスや細菌が侵入しやすくなります。免疫細胞の70%は腸管に存在しているため、善玉菌を増やす発酵食品や乳酸菌生成エキスといったサプリメントの摂取が効果的です。その他、肉体的あるいは精神的なストレスが続いて疲労が蓄積している人では抗ストレス作用のある五加参(エゾウコギ)がお勧めです。

代謝・内分泌夏バテ

残暑の厳しいこの時期は汗をかきやすく、体内の水分やミネラルだけでなく、体力も失いがちです。これを東洋医学では、汗によって気と津液が両方失われていると捉えます。その結果、倦怠感、息切れ、口の渇き、手足のほてりなどの症状や脱水症状を引き起こしてしまいます。汗をかいてぐったりした状態が続くと秋口にだるさ、疲れ、食欲不振などの秋バテ症状につながります。

【漢方処方解説】

気の不足は疲れ、食欲不振、息切れ、動悸など、津液の不足は肌の乾燥、手足のほてり、のぼせ、のどの渇きなどの症状を引き起こします。気を補う人参、津液を補充する麦門冬で構成させた生脈散(しょうみゃくさん)が適しています。食の対策として、気や津液を補うじゃがいも、しいたけ、山芋などを摂取しましょう。また、冷たいものや加工食品の摂りすぎ、不規則な生活などが続くと消化機能が低下して食欲が低下し、夏の間中、倦怠感、胃腸不良、むくみなどの症状がでます。このような場合は胃腸機能を亢進し、水分代謝を改善する香砂六君子湯(こうしゃりっくんしとう)が適しています。食の対策として、あずき、ハトムギ、白菜、とうもろこしなど余分な水分の排出を助ける食材を摂取しましょう。

循環器熱中症対策

今年の夏は暑く、大量の汗をかいて熱中症で倒れた方も多かったようです。まだ暑い日が続きますから注意が必要です。汗は体温調節や皮膚の乾燥防止に必要ですが、夏の汗は体力や体液の消耗につながってしまいます。体がだるい、疲れやすい、疲れがたまって回復しない、胃腸が弱って食欲がない、など漢方医学では汗は気力と体液を両方含んでいると考えるため、過剰な発汗は体力低下や、脱水症状を引き起こすとされます。

〇過剰な発汗を防ぐ代表処方

生脈散(しょうみゃくさん) 人参、麦門冬、五味子の生薬の働きで、大量の発汗後や肉体疲労時の機能低下を改善します。生脈散という名前は体内エネルギーや体に必要な水分の消耗を防ぎ、弱くなった脈を回復するという働きを表しています。滋養強壮作用があり、普段から顔色が悪く、胃腸もじょうぶでなく、疲れやすい方にお勧めです。

共通五官の健康サポートに漢方薬

加齢とともに視覚、聴覚、嗅覚、味覚などの五感を受け取る感覚器の機能が低下し、日常生活に支障を抱えている方も多いと思います。これらの感覚器の機能低下と認知症・フレイルなどの病態との関連性も指摘されています。西洋医学による薬物療法のみでは難渋するケースも少なくありません。漢方医学では、唐の時代に感覚器を治療する五官科(眼科、耳鼻咽喉科、口腔歯科領域)が専門分野として発展していました。

五官(目・耳・鼻・唇。舌)に対応する漢方処方

【滋腎明目湯】

過労や老化による目のかすみ、疲れ、痛みに。

【洗肝明目湯】

炎症による目の充血、痛み、ドライアイによる目の症状に。

【滋腎通耳湯】

加齢とともに衰えてくる聴力の低下、耳鳴り、めまいに。

【麗沢通気湯加辛夷】

鼻の専門薬で嗅覚異常、鼻炎、蓄膿(副鼻腔炎)などに。

【甘露飲】

口腔内の乾燥、歯周病、口腔内炎症に。

【桂枝五物湯】

歯槽膿漏、口臭、歯根の炎症、腫れ、痛みに。

耳鼻咽喉めまいに用いる漢方薬

水分貯留や停滞を引き起こしやすい梅雨から夏場。この時期に増加する症状にめまいがあります。病的な水分貯留がめまいと関連が深いと考えられています。また、頭部への栄養不足、交感神経の高ぶり、加齢などもめまいを引き起こす可能性もあり、考慮する必要があります。ただし、脳出血や脳梗塞など危険なめまいでないことを確認する必要があります。

漢方処方

【沢瀉湯】

気圧の変化や寒暖差などで突然発症する方のファーストチョイスとして用います。

【連珠飲】

貧血気味で動悸を伴うめまいの方の処方です。めまいの症状に加えて立ちくらみを伴う場合が多いです。

【釣藤飲】

のぼせや高血圧などで頭部の興奮を伴うめまいの方の処方です。ストレス刺激に弱く、怒りっぽく、頭痛や目の充血などの症状があることも特徴です。

【滋腎通耳湯】

年配の方でのぼせやほてり、耳鳴りや難聴を伴う方の処方です。気候や温度に影響されず、発現するのが特徴です。

【半夏白朮天麻湯】

日ごろから胃腸が弱く、消化吸収力が低下している方でめまいの発現時には嘔気を伴う方の処方です。

精神・神経自律神経の乱れ

メンタルを崩しやすい季節と言えば、それは春でもあり、夏でもあり、冬でもあり、実際のところ、いつでもメンタルを崩す要因は溢れているという方が正しいでしょう。ただ、春は年度変わりで環境が大きく変わることから、春に心身のバランスを崩す人が多いのは確かです。気持ちが落ち込み、やる気が起こらない、睡眠障害など訴える人も少なくありません。当然、これはメンタルだけにとどまらず身体の不調として見えてきます。身体がだるい、めまい、腹痛、下痢、便秘などの症状につながります。

漢方処方

自律神経と副交感神経のバランスが崩れ、気の巡りが悪くなった症状を肝気鬱結(かんきうっけつ)と呼びます。肝気鬱結を改善する生薬に柴胡(さいこ)と芍薬(しゃくやく)があり、これに数種類の生薬を組み合わせた柴胡疎肝湯(さいこそかんとう)は胸や脇、腹などに重苦しさがあり頭痛、肩や背中のこわばりがある方に向いています。精神的ストレスが胃腸に影響して食欲がなく、腹部膨満でガスが溜まりやすい方には香砂六君子湯(こうしゃりっくんしとう)が適しています。また、考えすぎでイライラして胸苦しく不眠傾向が強い方には黄連阿膠湯(おうれんあきょうとう)が適しています。

耳鼻咽喉鼻の専門漢方

アレルギー性鼻炎、慢性鼻炎、蓄膿症、鼻づまり、嗅覚障害など鼻には様々なトラブルがあります。抗アレルギー剤は即効性があるものの、眠気、のどの渇き、集中力の低下などの副作用で困る場合があります。漢方薬は即効性がないと思われがちですが、のど、鼻、目などの炎症を抑える生薬は数多くあり、眠気やのどの渇きなどの副作用もなく安心して服用できます。一方で、体質改善効果のある生薬もあり、両者を併用することで、急性の症状を抑えつつ、体質を改善することも可能です。

即効性と体質強化の組み合わせ漢方

通鼻、文字通り鼻どおりをよくする白芷、辛夷。鼻炎、鼻汁への効果がある麻黄、葛根、羗活、独活、蒼朮。嗅覚異常を改善する黄耆。これらを組み合わせた麗沢通気湯加辛夷(れいたくつうきとうかしんい)が鼻トラブルの万能漢方になります。加えて、後鼻漏がある場合は桔梗石膏、粘っこい鼻汁、鼻粘膜が赤く腫れて鼻づまりが顕著な場合は辛夷清肺湯を併用します。年中アレルギーで悩まされる場合は鼻、のどの粘膜強化を目的とした玉屏風散、黄耆建中湯を併用して体質改善を目指します。 お気軽にご相談ください。

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