咽喉頭異常感症と漢方

咽喉頭異常感症とは「咽喉頭異常感の訴えがあるものの、異常所見を認めないもの」とされています。50代や女性に多く、「咽喉頭に何かつかえる感じがする」と訴えて耳鼻咽喉科を受診する人は年々増加傾向にあるそうです。最近では胃酸の逆流が原因の場合も多く、胃酸を抑える薬が処方されますが、効果が不十分な場合は、胃もたれ、胸やけに効果のある六君子湯や半夏瀉心湯が用いられます。また、明確な原因が特定できない場合は精神ストレスやホルモンバランスの乱れが原因である可能性が高く、喉のふさがって停滞している「気」を開放する、半夏厚朴湯や柴朴湯が用いられます。また、動悸、めまい、不安感などの症状を改善する効果も併せ持っています。お気軽にご相談ください。