花粉症対策漢方

日本気象協会の予想によれば、スギ花粉の飛散開始時期は例年並みの2月上旬と発表されています。花粉症の発症には様々な要因があげらていますが、原因の一つに肺と内臓の機能低下が考えられています。消化・吸収できる胃腸機能が整っていることが重要で脂っこいものや甘いものの摂取が花粉症の症状悪化につながっていると考えられます。

【花粉症予防漢方】

◆玉屏風散

温度変化による刺激にに弱く、風邪をひきやすい方(季節の変わり目に体調を崩しやすい)。肺と内臓の抵抗力を高める黄耆が主薬です。

◆黄耆建中湯

疲れやすく、緊張や冷えなどで腹痛が生じる方。腹部を温めて消化機能を高め、肺と皮膚の抵抗力を高める処方です。

◆麗沢通気湯加辛夷

鼻づまりや、においがわからないなど鼻症状の強い方で、鼻症状を抑える生薬を中心に処方されています。

◆洗肝明目湯

目の充血、痛み、乾燥など目の症状が強い方に。炎症を取り去り、目の症状を緩和する生薬を中心に処方されています。